着物コーディネート66:スタッフKeiの晩夏コーデ

2022年9月5日浴衣きもの町オリジナル


晩夏~初秋の季節の変わり目コーデ

9月に入りだんだんと秋を意識する季節になってきました。
ですが、まだまだ暑いですよね。さらに、最近は時期をずらしたお祭や花火大会もあります。
まだまだ気候も気分も夏。でも、カレンダー上はそろそろ秋。そんな晩夏~初秋の時期はコーディネートに迷う季節です。
今回のスタッフコーデは、浴衣を単衣着物として着用し、夏らしさの名残を楽しみつつ季節外れにならないコーデをご紹介します。

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スタッフ:Kei
身長:約165cm
裄:約71cm
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名残の朝顔コーデ

薄白緑色地に橙の朝顔の浴衣を単衣着物風に着ました。
帯は私物の博多の単衣帯。
朝顔の花の浴衣に格子の帯を合わせると、朝顔棚をイメージしたかのようです。

帯は後見結び風にしてみました。
半幅帯の吉弥結びのような直線的な形に、両端から羽根がのぞく結び方です。
バランスが難しいのですが、大人っぽく洒脱な雰囲気になります。

浴衣を初秋の単衣として着る場合、小物類は夏物ではなく通年用に変えると良いかと思います。
今回は黒の半衿や三分紐と落ち着いた色で、帯揚げも絽目のないものを使用しています。
薄い色や透け感のあるものから、徐々に秋らしい小物に切り替えてくださいね。

夏の花のイメージが強い朝顔ですが、実は秋の季語。
初秋の9月7日頃までは朝顔の季節と言えます。
本物の花も10月くらいまで花を付けますので(スタッフは12月頭の京都で咲いているのを見たことがあります)、盛夏を過ぎたからといってもすぐに季節外れになるわけではありません。
好きな花を身に付けて、夏の名残を惜しむコーデです。

コーデに使用した商品はこちらからチェック☆↓↓
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浴衣:薄白緑色、橙朝顔 サイズF
その他小物:スタッフ私物
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そろそろ着納め!綿絽と羅のほおずきコーデ

綿絽のほおずきの浴衣に私物のおそらく羅の単衣帯。
ほおずきの色に合わせて統一感を出したコーデです。
かんざしもさりげなくほおずきモチーフを挿しています。

羅は、一般的に7~8月の盛夏向けの帯とされています。
これは比較的透け感がなく、暖色系の帯なので初秋まで大丈夫と判断。
それに、色も抽象的な渦巻き模様も浴衣のほおずきと合っていますね。
通常の単衣帯より目が詰まっていない分、軽く涼しい感じがするそうです。

白の刺繍レースの半衿、薄手の帯揚げで爽やかに。帯締めは四分紐を玉結びにして帯飾りにしています。
この結び方はこちらでご紹介しています。

秋の気配を感じさせる澄んだ青空に浴衣の紺が映えます。
綿絽の浴衣着用時期は、盛夏の7~8月。長くとも9月9日の重陽の節句までと言われているようです。
ということはそろそろ着納め。
晩夏の思い出にお気に入りの浴衣で街を歩いて、ちょい飲みに出かけたくなる大人のコーディネートです。

コーデに使用した商品はこちらからチェック☆↓↓
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浴衣:綿絽 ほおずき 紺 サイズF
帯締め:正絹四分紐「カラフル」 ※完売
かんざし:ほおずきかんざし
その他小物:スタッフ私物
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季節の変わり目コーデのポイント

難しい季節の変わり目コーデのポイントをまとめるとこうです。

  • 絽や羅など透け感のある生地のものは盛夏の7~8月まで。
    長くても9月9日の重陽の節句までが適切。
  • ただし色合いや質感によっては多少幅が広がります。
  • 小物類、帯から透け感のないもの、深い色のものに切り替える。
  • 夏のモチーフでも秋の季語として楽しむ。

カジュアル着の場合、あまり厳密にならなくてもOKです。
色々と調べてコーデのテーマを作って楽しむのも良いかと思います。

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興味を持った商品は、ぜひチェックしてみてくださいね☆

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商品の質感、着用感などはぜひ動画でお確かめください。

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