下駄/草履で足が痛い。鼻緒ズレ対処法を着物屋さんが回答します

カジュアル・普段着

こんにちは。きもの町スタッフのK子です。下駄や草履を履くときに「足が痛くなる」「靴ずれする」とお悩みの方はいらっしゃいますよね。とくに京都きもの町の月1店頭販売イベントである「きもの掘り出し市」にも、足のサイズや靴ずれ(鼻緒ずれ)が気になるため、実際に現物のご確認・ご試着をご希望のお客様がご来店されます。
とくに夏は浴衣に合わせて普段は履きなれていない下駄に挑戦する方も多いでしょう。この記事では、下駄や草履で足が痛くならない対処法、実際にきもの町スタッフがしている対策をご紹介します。

対策①自分の足に合ったサイズの下駄/草履を選ぶ

そもそも「下駄のサイズとは?」「お店に売ってる下駄や草履が小さい」と思われるかもしれません。一般的に下駄や草履は「かかとが1cm程度出るくらいが和装としては適切なサイズ」とされています。当店では下駄をLサイズとLLサイズと2サイズご用意しています。ご自身のサイズに合うものをお選びください。
履きなれていない方は、靴と同じように踵が出ないサイズにするのもおすすめです。

鼻緒が太めだと足が痛くなりにくい

当店では裏地がふわふわで擦れて痛くなりにくい鼻緒の下駄/草履を多く取り揃えておりますので、ぜひ参考にして下さいね。

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「サイズは合っているけど、甲高なので下駄/草履はLがキツい」というお客様へ。実際の私たちスタッフの対処法をご提案致します。

対策②鼻緒とかかと側の部分を引き伸ばす、事前に歩いてみる

新品の履物におすすめの対処法です。履きはじめは鼻緒が堅いので、抜けない程度に少し引っ張り、鼻緒をゆるめてから履くと、少し楽に履けます。また、実際の下駄を履くイベントより前もって履く練習をしておくと、鼻緒が馴染み、イベント当日は歩きやすくなります。

対策③レース足袋を履く

実際に浴衣で接客するときに私たちも重宝しています。百貨店での催事となると、下駄で一日中立ち仕事となるので、いくら履きなれている草履でも、どうしても靴ずれや足の疲労は蓄積していきます。そんなときにレース足袋は摩擦や衝撃を足から守ってくれる強い味方です。透ける素材ですので見た目も涼やかでお洒落なので、おすすめです。

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こちらのレース足袋は口ゴムタイプなので、ソックス感覚ではいていただけます。夏の着物、浴衣に。お召し頂けます。黒だとさりげなくお洒落な足元になるのでおすすめです。

アレンジその①ハーフソックス+下駄

こちらはスタッフmochidaの私物です。オープントゥのハーフソックスが、お洒落でもあり、鼻緒ずれ防止にもなって一石二鳥です。向日葵のデザインで統一した浴衣コーディネートもとても素敵ですよ。

アレンジその②ブーツ

またまたスタッフmochidaのコーディネートをご案内。キャラクターのイメージコーデで浴衣にブーツをコーディネートしています。

アレンジその③サンダル

予めたくさん歩くことが予想できるのであれば、思い切ってサンダルでお出かけするのはいかがでしょうか。こちらはスタッフイケDの浴衣コーデ。足元に合わせて小物も洋物のデザインを揃えるとコーディネートがまとまります。

サンダル感覚で楽しめるお洒落な下駄<mizutori>

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足裏にフィットするように施されたオリジナルの彫りと、クッション性のある鼻緒による履き心地の良さ。そして、現代のファッション、ライフスタイルにあう、豊富なデザインにより、従来の下駄の概念を覆し、進化した下駄を発信するブランド<mizutori>(みずとり)。多方面で活躍するアーティストやデザイナーとのコラボレーションにより、下駄にとどまらない、新しいはきものの可能性を追求しています。人気シリーズ「hitete」は、ヒールが苦手な方でも、気にならない履き心地の良さと、サンダル感覚で洋服にも合わせやすいシルエットで一番人気のシリーズです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は【予防策】をご提案させていただきましたが、残念なことに足が痛くなってしまった方は、絆創膏を患部に貼ることをおすすめいたします。
足元の不安が解消されて「今年は和服に挑戦してみよう」と思っていただけたら幸いです。京都きもの町は毎月3日間、店頭販売イベント「きもの掘り出し市」を開催しておりますので、ご不安なことがございましたらぜひご来店ください。皆さまのキモノライフを応援しております。

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