半幅帯のすすめ6:簡単!楽々かるた結び

カジュアル・普段着

半幅帯のかるた結び(背もたれOK)

着物や浴衣を楽しみたい!
だけど、帯結びが分からない。お太鼓結びは大変そう。
そんな時は、まずはカジュアルに半幅帯から着物を始めてはいかがでしょう。
今回は簡単で楽ちんな「かるた結び」をご紹介します!

結び目を作らず、折り畳んで巻き留めながら形を作ります。
ペタンコの帯結びなので、座ったり寝転んだりできてとっても楽!リュックなどを背負うことも可能です。
浴衣にはもちろん、着物で近場へお出かけなどの軽装におすすめ。
折りたたみ方を変えて、シンプルにも華やかにもアレンジできます。
ぜひ結んでいただければと思います。

必要なもの

  • 半幅帯

あると便利なもの

  • 着物クリップ1個
  • 帯締め
  • お太鼓止め

結び方

  1. てを60cm以上取り、下に折り下げます。

  2. 折り返し部分を直角に整え、巻き始めます。
    角をクリップで留めておくと巻きやすいです。

  3. しっかりと引き締めながら2周巻きます。
    締める時は、ての折り返し部分に指を掛けると締めやすいです。

  4. 巻いたらクリップで脇の方を留め、てを下から上に折り上げます。

  5. て先を胴帯と帯板の間に通し、下に引き出します。



  6. ピッタリと引き締めたらクリップは外します。

  7. たれを横に折り返し、身幅くらいの長さでパタパタと畳みます。
    今回は屏風畳みにしていますが、巻き畳みでも良いです。

  8. てを下から上に巻き付け、胴帯の中に通します。
    これでたれが固定されます。

  9. 形を整え、右回りに後ろに回して完成です。
    て先は出しても、帯の中に隠しても可。お好みでどうぞ。

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半幅帯:「リバーシブル 市松 ホワイト 白×グレー」 ※現在完売
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しっかり結ぶコツとアレンジ

ゆるみなく結ぶには

結び目がないので楽なかるた結び。その分、ゆるみやすい結び方でもあります。
できるだけゆるまないよう、しっかりと仕上げるポイントをご紹介します。

  • 巻き始めは直角に
    始めにてを折り下げる際、直角に折ってください。
    写真の帯ですと、裏面が市松模様なので直角が分かりやすいですね。


    斜めに流れていると、後で巻き付ける際にまっすぐになりません。

  • 隙間なく直線的に折りたたむ
    結び方6番のてを巻き付けたところです。
    ここで胴帯が巻き留められるので、シワがないよう、まっすぐ平たく引き締めます。


    7番のたれを横に折り返す際、て幅のラインに添わせてピッタリと折り返します。
    隙間なく折り返してから屏風だたみに入るのがポイントです。


    て幅より折り返しにゆるみがあると、胴に巻いた方へゆるみがずれていくのでNGです。
    巻き戻らないよう、ピタッとまっすぐ折り畳んでください。


  • お太鼓止めで留めると安定感が
    たれを折り返したら、お太鼓止めで胴帯ごと留めると固定されるので安心。
    なお、着物クリップはつまみ部分が飛び出しているので不可です。
    お太鼓止めなど、差し込み式の留め具で留めてくださいね。

  • 帯締めで固定する
    最後に帯締めを通して結ぶとしっかり固定できます。
    帯締めの通し方は下のアレンジの仕方でご紹介します。

アレンジ

たれの畳み方
しっかりと巻き留めたら、たれを畳んで羽根を作ります。
この時、巻き畳みにするか、屏風畳みにするかで雰囲気が変わります。

巻き畳み


すっきりとシンプル。

屏風畳み


羽根がひらひらと重なり、裏面の柄も出て華やか。

〇て先が余った時
て先は巻けるだけ巻いて帯の中にしまいますが、中途半端に長さが余る場合があります。


長い分を折り上げます。


先を胴の中に折り込みます。
全部隠しても良いですし、お太鼓のたれのように出しても良いかと思います。

〇帯締めの通し方
帯締めをするときは、結び終わった後に通します。
通す位置は、てと畳んだ羽根の間です。




通常通り結びます。三分紐などの結び目は、ての中に隠してください。
羽根も胴と一緒に結ぶ形となります。

以上、アレンジのポイントをご紹介しました。

シンプル巻き畳み/ヒラヒラ屏風畳み
手先のたれ有り/たれ無し
帯締め有り/帯締め無し

かるた結びといえば、四角く簡単な形のイメージですが、これらの組み合わせで雰囲気が変わります。
色々なアレンジで楽しんでくださいね。

夏も冬もOKの楽々かるた結び

今回、袷着物に小袋帯でご紹介しましたが、浴衣にも合います。シンプルで楽なかるた結びで、小粋に浴衣を楽しんでください!
もちろんカジュアル着物にも!冬場の羽織下に結ぶのもおすすめです

ベルトを通して洋服ミックスコーデにも良いですね。

合わせやすく簡単なかるた結びで、かわいく快適に過ごしていただければと思います!

ちなみに、きもの掘り出し市ご来場特典として、帯結びの方法を簡単にまとめたペーパーを配布しております。
vol.7がかるた結びの回です。
お料理のレシピカードをイメージしたかわいいデザイン。
ご来店の際は、ぜひお持ち帰りいただければと思います!!

きもの町の半幅帯で簡単ラクラク着物コーデ♪

今回ご紹介した「かるた結び」には、ある程度固さと張りのある帯がおすすめです。
直線的な形がピタッと決まり、ゆるみにくくなります。
半幅帯「レトロフラワー」シリーズは、しっかりとした地でキリッと締めやすいのでおすすめです。
また、「献上柄風」シリーズも締めやすく、古典的でシンプルなデザインが帯結びを引き立てます。

リバーシブル半幅帯で結べば、裏面が出て個性的な雰囲気に!

ネイビーブルー レトロフラワー

その他京都きもの町では、いろいろな半幅帯、小袋帯をそろえています。
ぜひチェックしてみてくださいね。

きもの町ブログではいろいろな半幅帯結びをご紹介しています。
大人っぽくて体型カバーができる結び方や、周りと差がつくアレンジなどなど。
半幅帯コーデを楽しくするブログ『半幅帯のすすめ』シリーズ、ぜひご覧ください。

背中ペタンコの帯結び「貝の口」はこちら(2023.5.8)

かるた結び同様、背中が平らになる半幅帯の結び方「貝の口」もご紹介しています。
こちらから☆

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