「好き!」を詰め込んだ新作帯コーデ
毎年新作をリリースしているオリジナル着物や京袋帯。きもの町スタッフの「これが好き!」「いま欲しい」を集め、最近のトレンドから古典的な友禅の図案まで、いろいろな物事を参考にしてまとめています。
今回はスタッフの好きなモチーフを合わせたコーディネートをご紹介します。
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スタッフ:K池
身長:166cm
裄:68cm
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月七宝に私物の銀杏の帯留で晩秋コーデ


新作の京袋帯「月七宝」に、2024年のオリジナル着物「丸花更紗に菱 灰釉色」を合わせました。
丸紋の着物に丸い月の帯の丸々コーデですが、丸の大きさが違うので、メリハリの効いたコーデになりました。

柄が気になるときは、レース羽織がおすすめ!ほどよく落ち着いた雰囲気になります。
袷の羽織やストールではまだ暑いと感じるときにも、レースの透け感によって軽やかな雰囲気になります。

後ろ姿もポイント!
黒いレースから帯の満月が透け、まるで雲の間から月の光がさしているかのよう。とても風情のある後ろ姿になりました。

私物の銀杏の帯留を添えています。
銀杏が大好きなK池。京都では11月下旬ごろから色づき始めるので、これから美しさが増す季節を楽しみにしています。
秋の月に銀杏を添えた晩秋コーデです。

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着物:08丸花更紗に菱 灰釉
帯:17.月七宝
帯揚げ:ラミエールNo.172
羽織:レース羽織「ブラック」
その他小物:スタッフ私物
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競べ馬の帯に推し馬コーデ


撮影日の頃はちょうど金木犀シーズンだったので、銀木犀の着物と競べ馬の2点セットのコーデも着てみました。
新作の京袋帯の図案に馬柄を推したのはスタッフK池です。もともと馬が好きだったところへ、来年2026年は午年ということで猛烈に推した結果、念願叶って馬の帯が実現。かっこいい馬を背負うことができてとても満足していました。

ポイントは帯留!これはスタッフmochidaが作ってくれた推しカラーの帯留です。
K池が大好きだった競走馬が青と黄色の頭絡をつけていたので、そのイメージカラーで色を組み合わせています。
競べ馬の帯は、胴部分は唐草の地模様のみですのでキラキラの帯留がよく映えます。皆様もぜひ推し馬をイメージした小物を主役にしたコーデを楽しんでください、

秋の銀木犀に馬の帯、競走馬イメージカラーの帯留を合わせた、秋競馬を全力で楽しむコーデです。
コーデに使用した商品はこちらからチェック☆↓↓
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着物+帯:2点セット05.銀木犀 黒色+競べ馬
帯揚げ:ラミエールNo.172
羽織:7.雲に牡丹、花紋 利休白茶色
バッグ:レース がま口バッグ 「ブラック」
その他小物:スタッフ私物
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競べ馬の帯について

2025年新作京袋帯「競べ馬」は、スタッフmochidaが図案を担当しました。図案を考えている頃、ちょうど大阪万博が開催されており、mochidaは中東のきらびやかな馬具の実物を見る機会があったそうです。その取材が十分に活かされたデザインとなっています。
立ち上がったり尻っぱねしている馬の動きや関節、馬装については馬オタクのK池が口を出しました。といっても意匠としての表現ではなく、頭絡と手綱のこことここは繋がっていないとおかしいとか、腹帯はもう少し前がいいとか構造的な部分です。
それから、せっかく3パターンのポーズを描いたので全部使いたい、黒い馬を入れてほしい、シルクロードをイメージして少しずつ違う馬装にしたいと、たくさんの希望を盛り込んで完成しました。
押さえるべきところは押さえつつ、細やかでオリジナリティのあるデザインになっています。


いろいろな毛色、馬装を盛り込もうと、黒、茶、白(競馬好きとしては青毛、栗毛、芦毛の馬と言いたいところです。)の3頭の馬がデザインされており、通常のお太鼓結びの大きさには収まらない図案となっています。
お太鼓結びでどのように馬を出すか悩みますが、この柄の出し方はお好みでOK!黒い馬をメインにして、茶、白の足元は見えなくしてもいいですし、逆に黒は出さずに茶、白の全身を出してもOKです。後者の場合、黒の首の根元から切ってしまうと怖いので、頭の一部が見切れる程度にするとちょうどいいかと思います。
「好き!」を詰め込んだ京都きもの町のオリジナル着物

今回はスタッフの好きなものを合わせたコーディネートをご紹介しました。
好きな小物に合う「月七宝」、好きなデザインを実現させた「競べ馬」など、スタッフの「好き」でいっぱいのコーデです。ぜひ皆様もお好きなコーデでお楽しみいただければ嬉しいです!
商品をよく知るスタッフから、知り始めたばかりのスタッフまで、皆で和装の楽しさをシェアする町コーデ、WEARで随時更新中です。
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興味を持った商品は、ぜひチェックしてみてくださいね☆
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商品の質感、着用感などはぜひ動画でお確かめください。

