こんにちは、きもの町スタッフヤマジです。
突然ですが、今年、お宮参りしてきました!
きもの町ではお宮参り用のフードセットや祝い着、お宮参りアイテムを販売しているのですが、
『これ、どうやって着せるんですか?』
『他に何かいりますか?』
『お宮参りの着物に紐がついて無いんですけどどうしたら良いですか?』
などなど、お宮参りの準備についてご質問頂くことが多いです。
せっかくなのでお宮参りについて、自分の経験を含めてまとめてみようと思います!
お宮参りとは?いつするの?
お宮参りとは、赤ちゃんの生誕をお祝いして、
健やかな成長を氏神様(その土地の神様)に参拝する儀式の事です。
神社でご祈祷を受けたり、記念撮影をするのが一般的で、
正式には男の子は生後31日目、女の子は生後32日目とする地域が多いようですよ。
我が家のお宮参りは生後31日目だとお正月だったので、日にちをずらすことに。
そして一番近い神社は、普段神主さんがいらっしゃらない無人の神社だったので、
縁のある大阪天満宮にしました!
赤ちゃんには何を着せるの?
肌に近い順でこのとおりになります。
- 肌着
- ベビードレスやロンパースなど(ここで体温調節)
- 祝い着(産着)
- フードセット
- お祝いの小物
正式には祝い着の下には、抱き着という赤ちゃん用の着物を着るようです。
我が家は、神社でご祈祷の申し込みを済ませて、待合室で祝い着、フードセット、小物を装着しました。
産着(祝い着)の着せ方は?(記事最後に動画あり)
祝い着は、紐を着物の袖に通し、赤ちゃんを抱いた父方の祖母に前から掛け、肩のうしろ辺りで結びます。この記事の最後に、着せ方動画もありますので、ぜひ参考にしてください。
私は手持ちの祝い着と襦袢、どちらにもついていた紐を結びました。京都きもの町で販売している祝い着は着物に紐がついていますが、もしお手持ちの着物に紐が付いていない場合は、別に紐を用意してくださいね。きもの町でも購入できます。
※商品の再入荷予定についてはお気軽にお問合せ下さいませ。(入荷については、お時間いただく場合もございます)メールはコチラ
ちなみに関西(大阪?)ならではの風習の、
おでこに「大」(女の子は小)を書き、紐銭(ひもせん)、張り子のおもちゃを別で用意しました。
※撮影用に張り子など前にぶら下げましたが、
背中の方にある紐のにぶら下げるのがスタンダードだと思います。
また、祝い着には、男の子なら紋は必須というお家もあるよう。
紋に限らず、お宮参りなど儀式についてはお家の希望があることが多いので、
参加するご家族に確認した方が良さそうですよ。
こちらを使用しましたが、ボリュームのある前掛けと帽子は見栄えも良く、
刺繍もキレイでとても好評でした!!
お宮参り自体を生後2か月にずらしたり、ベビーの頭回りが大き目の子は帽子がキツイ場合も稀にあるようなので、心配な場合はご連絡下さいね。
京都きもの町ではお手頃価格のフードセットから正絹素材でつくられたフードセット、犬張り子などのお宮参り小物もついたフルセットまで豊富に取り揃えています。ぜひチェックしてみてください◎
お宮参りに使った祝い着は七五三でも使えるの?
お宮参りに使った着物を仕立て直して、女の子であれば三歳の、
男の子であれば五歳の七五三の祝い着として使うこともできます。
その場合、男の子は羽織無しで着物と袴のコーデになるかと思います。
『男性のフォーマルは紋付羽織袴だから、羽織が無いとだめじゃないの?』
というお声もあるかと思いますが、七五三の場合ははっきりとした決まり事は無いようです。
地域の風習だったり、家の伝統、ご家族の希望で決めて頂いたら良いかと思います。
お宮参りの費用は誰が負担するの?
お宮参りの費用項目はざっくりと以下のとおりになります。
- お宮参り着物
- 初穂料
- お祝い金
- 食事会費用
- 写真撮影
結論:事前にそれぞれの親に相談して決めるのがベター
誰がどの費用をもつかは家庭によって様々です。きもの町スタッフでもお宮参りの費用はだれがもったのか、体験談を調査したところ、実に様々な回答がありましたが、「事前に夫婦間、祖父母間で話し合った」という意見は共通でした。夫婦それぞれが両親と話し合った上で、夫婦でどうするのかを決めるとトラブルになりにくいようです。とくに初めての子育てであるご家庭は、何もかもが初めてで慌ただしくてそんな暇がない…と思ってしまうかと思います。子どもの成長イベントはこれからも続くので、最初のうちに段取りをきめておくと、後々のイベントのときにもスムーズに進められますよ。
きもの町スタッフの場合
我が家の場合、お宮参り当日は夫側の両親と一緒でしたが、費用は全て私たち夫婦がもちました。自分側の両親は遠方住まいだったのでお宮参り参加は断念しましたが、お祝い金はいただきました。
兄弟夫婦のお宮参りだと、夫婦両方の両親も出席したそうです。費用は、写真撮影のときに子供を抱くことになった父方の祖母が負担したそうです。(スタッフA. 女性)
我が家は自分の両親がはりきって全て取り決めたので、費用も全て自分の両親がもちました。妻は話し合いができなかったことが不満で、その後の七五三や入卒式も引きずりました。お宮参りのときから話し合えばよかったのかもしれません(スタッフB.男性)
我が家の場合、初穂料、食事会など当日にかかる費用は夫婦もちで、どちらの両親からもお祝い金をもらいました。夫婦どちらの親の顔も立てつつ、自分達はどうしたいのかを決めたほうが、その後の良好な親戚関係を築くためにも良いと思います。(スタッフC.女性)
まとめ
さて、昔は、赤ちゃんが無事に生後1か月を迎えることは当たり前ではなかった為、
お宮参り(産土参り(うぶすなまいり))は特別な儀式だったそうです。
色々な準備があり、儀式ということで難しそう…と
思われる方もいるかもしれませんが、
赤ちゃんのこれからの健康と長寿をお祈りする良い機会として、
ぜひ、思い出に残る素敵な一日をお過ごしいただければな、と思います。
また、姉妹店の「着物レンタル夢館」公式サイトにて、夢館スタッフ製作の産着の着せ方動画をアップしております!
実際にどの様にお子様を抱いて、祝い着を着せるのか分かりやすい動画となっております♪
参考にして頂けましたら幸いです。
夢館 着付け動画集▽
https://www.yumeyakata.com/information/how_to_videos.html#ubugi
産着の着せ方(動画)
SNS担当ヤマジです。商品の画像加工や動画編集なども。灰の国出身、大阪在住。趣味は音ゲーエンジョイ勢(足龍/魔騎士)、漫画。
着物は見るのも着るのも大好きです!当店で楽しくお買い物していただけますよう、素敵なお店作りを精一杯頑張ります!
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