羅小黒戦記イメージコーデ 浴衣編
こんにちは、きもの町スタッフK池です。
昨年12月に映画を見に行って以来、すっかり魅了されている『羅小黒戦記』。映画のエンディングから興味を持ったWEBアニメ本編も見始めました。とても面白く、毎回楽しみに視聴しています。
このかわいいキャラクターの魅力を表現したい!夏だから浴衣コーデを作りたい!!ということで、羅小黒イメージコーデ浴衣編も作ってみました。
ぜひ、ご覧いただければと思います。
内容に触れる場合がありますのでご了承ください。
また、表示の都合上、名称等は日本の新字体とする場合があります。日本語版での発音や表記がはっきりしない名称は推測で記載しています。
小白
WEBアニメ本編の主人公・小白(シャオバイ)。
彼女が黒猫のシャオヘイを拾ったところから本編のストーリーが始まります。
出会いの雨の日のイメージで、このようにコーデしてみました。
水色に近いコバルトグリーンにレトロな傘の浴衣。
黒の帯をayaayaさんご考案『帯結ばない帯結び』の「おねこさま」に締めて。帯締めは三分紐を猫の口のようなアレンジで結びました。
黄色い傘は、シャオヘイを拾った時に着ていた黄色いレインコートの代わりです。黄色い雨具つながりということでお願いします。また、黄色い傘はMV『No Baby No Cry』でのキーアイテム。小白の髪の色であるピンク色も入っているところがイメージに合うかなあと思います。
体の前に猫を形作った帯を締めると、まるで雨の日に黄色い雨具を持ってシャオヘイを抱えているかのようです。MV『晩安喵(口偏+苗)』の歌詞にもなっているところですね。
後ろはこのようになっています。
椅子にも座りやすいですし、リュックなども背負いやすいので、お出掛けにおすすめ。
でも後ろに帯結びがないのは何だか落ち着かない…。そんな方は、半幅帯のネコミミ結びをしてみてください。
朗らかで優しい小白。小黒と仲良しな様子を表現したコーデです!
なおビジューをイメージした黄色の生き物も入れたかったのですが、合うモチーフがなかったのが心残り……。
コーデに使用した商品はこちらからチェック☆↓↓
============================================
浴衣:コバルトグリーンレトロ傘
半幅帯:リバーシブル 変わりストライプ ブラック 黒×白
帯締め:サンプル
——————————–
※参考書籍「帯結ばない帯結び」(著:ayaaya様/TAC出版)
ayaaya様HP http://kimonolesson.net/
ayaaya様Instagram https://www.instagram.com/ayaayaskimono/)
============================================
山新
小白の友達・山新(シャンシン)。飼い猫の小皇をかわいがっています。
ゲームが得意で、その強さは大人も顔負けです。
いつもイエローや黄緑色系の洋服を身に付けているので、イメージカラーに合わせてコーディネートしました。
黄緑色の地にグリーン系や明るい黄土色の格子模様。山新ちゃんカラーですし、かわいいけれども甘くはない雰囲気がイメージに合っているかと思います。
黄色の兵児帯には、小皇のような縞々の猫が織り出されています。なので、シャオヘイのつもりの黒猫の帯留を添えました。
シャオヘイに憧れている小皇の様子を再現した帯周りです!
もう少し落ち着いた色合いが好みという方は、麻の半幅帯がおすすめです。
小皇を実写にしたような猫ちゃんが表現されています。
コーデに使用した商品はこちらからチェック☆↓↓
============================================
浴衣:グリーン 変わり格子
兵児帯:マリーゴールドイエロー 猫
帯締め:サンプル
帯留:陶器帯留め「黒猫」
============================================
小白と山新コーデを並べてみました。
小白の浴衣の方は大人用のみですが、山新の方はキッズサイズもございます。
ぜひ、お友達や姉妹で着ていただければと思います!!
K池はMV『嘘』が好きなのですが、間奏部分で2人が箒で空を飛んでいるところにイメージぴったりの浴衣がありました。
かんざしも!
お互いの趣味や秘密も尊重し合う2人が大好きです。
仲良しコーデでご着用いただければ嬉しく思います。
老君
映画で名前だけが出る老君。
高位の神仙なのですが、本編では省エネモードで引きこもり生活をしています。
さまざまな宝物を持っており、その中の一つ天明珠をシャオヘイが奪取したことが大きな話の背景にあります。
髪や服は深い青~紺色、ラフな格好に藍玉盤の耳飾りが特徴です。
そんな老君コーデは浴衣にしわ兵児帯で表現しました。
老君カラーの深い藍色の地。
ほおずきの赤を炎に見立てて火借り岩のモチーフのつもり。また、ほおずきは生薬にもなりますので、治癒の能力にも合っているかと思います。
ざっくりと兵児帯を締め、藍玉盤のつもりのディープブルーの帯留をつけました。
ほおずきは英語ではチャイニーズランタン。日本でも提灯に見立てられ、霊を導くと言われます。
現代のアニメやゲームを満喫しつつ、深い悲しみを秘めているらしい老君。引きこもりながらも外界を拒絶せず、何かを、誰かを待っているようなところも見受けられます。
老君の謎めいた奥深い雰囲気が出ていればと思います。
藍渓鎮
羅小黒戦記シリーズをより一層理解したいと、日本語訳版が刊行された『藍渓鎮』も読み始めています。
藍渓鎮時代の精悍な老君コーデも作ってみました。
永遠に平和が続くかのような世界ですが、WEBアニメでは無人になっています。
セピアタウンの浴衣が東洋風の建物であれば、今の藍渓鎮の街並みコーデができそうですね。
コーデに使用した商品はこちらからチェック☆↓↓
============================================
浴衣:ほおずき 紺
帯:しわ兵児帯 Cブラック
帯締め:三分紐「紺×生成り」※現在長尺のみ
帯留:カットオーバル帯留め単品ブルー
——————————–
<藍渓鎮>
浴衣:08青色 万年青
帯:半幅帯 白 レトロフラワー
帯締め:三分紐 黒×白
帯留:サンプル
============================================
諦聽(諦聴)
諦聴(ディーティン)は老君に使える神獣です。髪も服もすべて緑色で、額に角が生えています。
鷹に変身する犬を従えています。
諦聴のコーディネートですが、始めは兵児帯を合わせていました。
色がそっくりのしわ兵児帯で鷹犬アレンジを作ろうと思ったのですが、どうしても形が決まらず没に。
せっかくなので、たてがみのある鷹犬を表現しようとした努力だけでも見ていただきたいです。
改めて、帯を緑に変えた諦聴コーデです。
「モスストライプ ダリア」
地の色が黄緑にモスグリーンのストライプと、緑一色の諦聴らしい浴衣。
諦聴は紫色の炎のような霊気のようなものを出します。また、神獣の姿には紫色の尾があるようです。紫のお花がそれらのイメージに合うかと思い、選びました。
鷹に変身した犬のつもりで鳥の帯留を付けています。
後ろ姿はネコミミ結びの変形で、イヌミミっぽく作ってみました。
鷹犬は折れ耳ではありませんが、概念としてご覧ください。
*余談*
諦聴コーデですが、何も知らないスタッフが「緑のワントーンコーデええな。ハッと目を引くな」と、とても気に入っておりました。
作中で「何(のコスプレ)か分からないけどカッコイイ!」と言われていた諦聴。何か知らなくても格好いい、そんな諦聴らしさを表現できたようで、内心とても満足のいくコーデとなったのでした。
コーデに使用した商品はこちらからチェック☆↓↓
============================================
浴衣:ポリエステル浴衣 「モスストライプ、ダリア」
しわ兵児帯:しわ兵児帯 Eベージュグレー
帯留:サンプル
その他:スタッフ私物
============================================
きみの笑顔とコーデが好き
今回はWEBアニメの登場人物で浴衣のイメージコーデを作成しました。
ご覧になって、阿根お兄ちゃんは?と思った方もいらっしゃるかもしれません。
主要な人物の1人・阿根。理知的で優しい少年ですが、妖精としての力も持っています。彼については謎が多い上に、いつも着ている服は白のタンクトップとファッション的にも落とし込める要素が少なく、完全にお手上げでした……。(新章ではゲーム内のいろいろな衣装を着ていますけれども)
K池では諦聴と交戦中に吹き飛ばしたおじいちゃんの畑の野菜などしか思い浮かびません。
ぜひ、阿根ファンの皆様の見解をうかがいたいところです。
今回ご紹介したコーデに限らず、皆様がそれぞれに好きだと思うキャラクター、印象深いシーンなどをイメージして浴衣をお選びくださいね。
遊び心満載の羅小黒本編のように、思い思いの小ネタを仕込んで浴衣コーデを楽しんでいただければ嬉しく思います!
映画版も作成中
映画から入った方は、やはり映画版の登場人物への思い入れも強いのではないでしょうか。
過去に着物で映画版のイメージコーデを作成していますが、夏はやっぱり浴衣!浴衣でも映画の概念を纏いたい!!
ということで、映画版の浴衣イメージコーデも作成中です。まもなく届くDVDを見返して、しっかりとイメージを固めるつもりでいます。完成したらぜひご覧ください。
今回もコーデと着付けはスタッフK池、イラストはmochidaでした。
ご覧いただきありがとうございました!!
第4回完成いたしました!(2021.07.20)
過去の記事はこちら
きもの町受注担当。九州出身、沖縄を経由し、花と着物と競馬場の京都生活を満喫中。ブログでは商品情報やコーディネート、着付けの豆知識を発信しています。
コメント