【リサイクル着物】きもの町の二十四節気コーデ・2022年春

2023年3月8日カジュアル・普段着,創作コーデきもの町オリジナル


二十四節気に合わせた季節イメージコーデ

京都きもの町Twitterにて、暦の二十四節気に合わせたリサイクル着物コーデをご紹介しています。
今回は、春の季節コーデまとめをご紹介します!

2月4日立春

立春は旧暦では春の始まりであり、1年の始まりの日と位置付けられています。
冬の寒さから春の兆しが立ち始める立春のコーデは、梅の花モチーフで表現してみました。

中古の抽象的な淡雪と梅の着物に、きもの町オリジナルの梅の羽織。
帯は旧作のきもの町オリジナル京袋帯です。
梅のモチーフでそろえた立春コーデ。

重ね衿にボリュームのある絞りの帯揚げで、華やかにしてみました。
ちなみに帯揚げの刺繍も梅です。
旧暦のお正月なので、晴れ着らしくまとめています。

着物や帯などすべてを同じモチーフで揃えることは一般的にしませんが、柄の色やデザイン次第です。
絞りの抽象的な梅、可愛らしいデフォルメの大きな梅とバランスを考えてまとめると、とってもかわいい季節コーデになります。

身丈 158cm / 裄 61cm / 袖丈 48cm

2月19日雨水

雨水は雪から雨が降るようになる頃です。
霞がたなびき、草木が芽生え始めるとされているので、遠山に霞がかかったような地紋の着物に草木のモチーフコーデにしました。

まだ冷たい空気を思わせる青緑を帯びたグレーの遠山霞の地模様の着物。
その上に、春先に見かけるようになるミモザの羽織を重ねています。

芽生え始めた木の芽の帯留。
全体的に色みを抑えた中に、ほんの少しの赤がポイントです。

春霞の中を鳥が飛ぶイメージで八咫烏の帯を合わせました。
早春の潤いを感じられるグレーのワントーンコーデにしてみました。

3月5日啓蟄

啓蟄は冬ごもりしていた虫が外に這い出てくる頃のこと。
これから春分に近づくにつれて、花が咲き、蝶が飛び始める季節となります。
そこで蕨に土筆など春の草花の訪問着に蝶の帯を合わせて春をイメージ。

蝶々の橙色や帯揚げの黄色など、春らしい暖色を使って明るくしています。

写真では分かりづらいですが、細かな紗綾形の地模様の生地に、柔らかいぼかし、草花の模様と、とても繊細な美しさのある着物です。

お花に蕨(ワラビ)や土筆(ツクシ)など、春の山菜が。
素朴でかわいいモチーフが上品に表現されています。

遊び心で蝶の帯は変わり結びのお太鼓にしました。
草花の上をヒラヒラと蝶が舞うのどかなイメージです。

なお古くは「虫」にヘビやカエルなどの生き物も含まれていたので、爬虫類イメージでうろこの帯を合わせてみました。
春の土の温かさや、ウキウキするような気分を感じていただきたいコーデです。

3月21日春分

本格的な春となる春分。日の長さが昼と夜で同じになる日です。
そんな春分コーデは、与謝蕪村の句「春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな」をイメージした春の海コーデにしました。

穏やかな海を思わせるやわらかいピンクの青海波の着物。
そして、雲の波に富士山の帯、青海波の帯留と、波で統一。

着物は青海波を織り出した紋綸子かと思われます。光沢があり、地模様がくっきりと浮かび上がります。
その上からほどこされた絞りや刺繍が細やかです。
着物の種類としては柄が控えめな付け下げ訪問着かと。

きちんとした袋帯を合わせると、改まった場にもOKの着物ですが、今回は個性的な京袋帯で洒落着としてコーデ。
春のお出かけ着としておすすめです。

4月5日清明

春の盛りの清明は、花が咲き、鳥や虫たちも生き生きとする季節。
そこで春の明るさ、清々しさをイメージしたコーデ。

よく晴れた春の日の青く澄んだ空のような紺青地に花鳥、草花、風景の小紋。
スタッフ私物のオフホワイトの小桜の羽織を合わせてスッキリと。

帯はこれからの季節にぴったりの薔薇。
帯周りの小物は生成り色系でまとめましたが、キラキラと輝く帯留で日差しのイメージ。

初夏を予感させる強さも盛り込んだコーデです。

素敵な薔薇の名古屋帯ですが、中古品のためやや短めとなっています。
トルソーに通常通り結んだところ、前の柄は中心からずれた位置に、お太鼓の柄も上の方に出てしまいます。
小柄な方、華奢な方向けのサイズかと思います。

4月20日穀雨

穀雨は恵みの雨が降り、草木が青々と育ち始める季節。
麦の穂が見られる時期になるので、青麦が描かれた帯を主役にしたコーデ。

着物は緑の色無地にし、帯を引き立たせます。
日差しが強まる晩春の日除け、塵除けには、透け感が軽やかなレース羽織がおすすめ。

挿し色のターコイズの帯揚げ、葉に落ちる雫のようなキラキラの帯留がオシャレポイントです。

シルバーの引き箔の地に、生き生きと描かれた青麦。
裏面は水色の地が使われており、とても凝った帯となっています。
季節コーデの主役となる高級感のある洒落袋帯です。

京都きもの町のリサイクル着物

二十四節気の春のイメージコーデをご紹介しました。
お好みのコーディネートや、気になる商品はありましたでしょうか?
暦の二十四節気に合わせたリサイクル着物コーデは、京都きもの町Twitterにて不定期更新中です。
ぜひチェックしてみてくださいね

また、京都きもの町のリサイクル&アウトレット着物ショップにてご購入可能!
きもの町オリジナル着物にはない素材、色柄のアイテムから、お気に入りを探していただければと思います。

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