京都きもの町で働くスタッフのコーディネートをご紹介する町コーデです。
浴衣選びの際、好きな柄が自分に合うのか気になる方もおられるのではないでしょうか。
今回は、体格に合った着こなしのポイントをご紹介します。
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スタッフ:mochida
身長:約145cm
裄:約61cm
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ポリエステル浴衣「ベージュグリーン ポピー」に半襦袢を合わせ、単衣着物としてコーデしました。
実は、この浴衣を着る前に木綿の単衣着物を着ていました。そのため、高機能ポリエステル浴衣がいっそう涼しく、軽く感じたようです。
白色系の半幅帯で明るくきれいにまとめつつ、モノトーンのストライプで引き締めたコーデです。
低身長コーデのポイント
身長145cmと、比較的小柄なスタッフmochida。
一般的に低身長の方は、どちらかというと淡い色、柄は控えめな大きさ、飛び柄の着物や浴衣が似合いやすいとされています。(飛び柄=柄と柄の間に余白のあるもの)
そのセオリーから考えると、カラフルで、大輪の花が全体に配置されたポピーは、小柄な方向けではないように思われます。
でも、mochidaの着姿を見ると、全く違和感はありませんよね。
小柄な方でも大きなハッキリとした色柄を着たい。そんな時のポイントをご紹介します。
柄の配置
浴衣選びの際、色や柄の置き方に注意してください。柄の大小ではなく、配置のバランスが重要です。
ランダムに散らされたポピーですが、お花とお花の間に、淡い地の色の空間があります。
また、ポピーの色も地の色になじむ落ち着いたグリーン、明るいオレンジ、寒色のブルーと対比のあるメリハリのある色使いです。
大花の印象が強い柄ですが、意外と「抜け感」のあるデザインとなっています。
また、大きな花が流れるように繋がった配置となっています。
等間隔に詰まっていると、柄に埋もれるような印象になってしまいますが、こういった配置であれば視線の流れができます。
低身長コーデのポイントは、柄が大きくても緩急のある配置の浴衣を選んでいただくことです。
帯幅
小柄な方は着付けの際に「帯幅」にも注意してください。
一般的に、バランスが良く見える帯幅は身長の約10分の1。
mochidaの場合は15cmほどがちょうど良い幅です。ところが、今回着用の半幅帯は17cmもあります。
着用者の身長に対して帯幅が広すぎると体が分断されて見えるため、ずんぐりとした印象になってしまいます。
小柄な方は胴に巻く部分を少し折り込んで、バランスを整えてみてくだだい。
今回はアレンジの都合で上を折っていますが、通常は下線を折り込むと違和感がないかと思います。
帯幅を調節して、やや高めに巻くとスラッとして見えます。
ちなみに後ろは大人気のネコミミ結びです。
小柄な方にもおすすめポピーの浴衣
今回は身長に合わせた着こなしのポイントをご紹介しました。
身長が低いから大柄はダメだとあきらめず、気に入った浴衣を楽しんでくださいね。
コーデに使用した商品はこちらからチェック☆↓↓
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着物:CoolPass ポリエステル浴衣 「ベージュグリーン ポピー」 サイズF
半幅帯:リバーシブル 変わりストライプ オフホワイト 白×黒
帯揚げ:ラミエール帯揚げ 夏用 絽No.19
帯締め:レース三分紐 黄色
帯留:マーブル帯留め単品「1モカ」
半衿:レース半衿
その他小物:スタッフ私物
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なお、身長150cmのジョウダイは、色違いのライトカーキがお気に入りです。
こちらもネイビーなどの締め色が効いていますので、格好よく着ていただけます。
ワンピース感覚で着られる柄ですので、ぜひチャレンジしていただければと思います!
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着物:CoolPass ポリエステル浴衣 「ライトカーキ ポピー」 サイズF
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