震災から2年 (ねこてんちょの話)

2022年5月13日その他


こんばんは、ねこてんちょです。

先日、きもの町で名古屋帯をご注文くださったお客様とお電話でお話する機会がありました。

その方は石巻市の方でした。

でも、その事を聞くまでは、震災の被害に遭われたことなど分からないほど明るく、非常に楽しい方だったので
「ここは石巻なんですよ」とおっしゃられた時には、突然でなんと言ってよいかわからず、口ごもってしまったのです。

その方は

「もう、帯も着物もたーくさん流されちゃってねぇー、何とか残ったやつも綺麗になるかなーと思っていろいろやったけど汚れちゃってもうダメなのよー。そのほかにももういろんなものが駄目になったけどねぇ。
大手のショッピングセンターからはそういう着物のお店がどんどん撤退しちゃってるからねぇ~。

でも、悲しんでてもしょうがないからねぇー、頑張らないと。進んでかなきゃならないから。

だから、ごめんねぇー、お安い帯しか買えなくてねー。ほんとにごめんねー。」

と言われました。

私は、胸がつまってまたもや言葉が出ませんでした。

ちょうど震災から2年。

被害に遭われながらもすこしでも明るく、前に進もうとされている方とお話し
私にとっては改めていろいろと考えなければならないお電話でした。

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