こんにちは、きもの町スタッフのイタノです
いよいよ10月に突入してしまいましたねー。
今年も残すところ、あと2か月と大体半分となってしまいました。早い………!!!
お子様のいらっしゃるご家庭におきましては、この時期はお祭りなどの地域行事をはじめ
運動会やバザーなどの学校行事や
ハロウィン・七五三の準備などのご家庭の行事が、もう目白押しではないでしょうか。
(´・ω・`){正直メンドくさいですよね
特に七五三!
前撮り写真を撮る直前やお詣りに行く直前になって
「あの小物が無い!!?」
「あの小物どこいった!!?」
ってのが無いように、心に余裕をもってお祝いしたいもんです。
(イタノ家は私がうっかりしがちなので、主人と一緒に3回見返しました)
そこで今回は、イタノ家で昨年祝われた波乱(?)の七五三の一部始終と
必要になった小物をご紹介しようと思います。
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イタノ家の息子氏が5歳の七五三で着る予定の袴や着物は
彼が産まれた瞬間からもう既に決まっており
約30年ほど前に主人が着た着物や小物を全部そのまま使う事になっていたので
「そんな大仰な事言わはるくらいやし、さぞかし大事に保管されてるハズ…ハズやでぇ…」
と思ってたんですね。思ってたんですよ。
んで、状態やら裄丈やらを確認したくて、お祝い着一式の行方をお義母さんに訊きましたらば
羽織と着物と長襦袢が、プラスチックの衣装ケースの奥底で
グッチャグチャのだんご状態で保管されていました。
ちなみにこちらのだんご状態の羽織と着物、色無地五つ紋入りの本気の祝い着です。
いやー…甘かったです(遠い目)。
そんなこんなで、お祝い着一式のメンテナンスを含めて
準備を始めたのは9月に入ってからでした。
羽織と着物と襦袢の裄丈を測ったら、子供の裄丈の方が長かったので
「肩上げを直さなきゃなー。」
「あと(グッチャグチャやし)クリーニングもお願いしなきゃ…」と思い
クリーニングと肩あげはきもの町の本社【豊彩(https://www.kyoto-hosai.com/)】でお願いしました。
次に小物類です。
→まず肌着は衿ぐりの広いシャツを持っていなかったので、思い切って着物用の新しいのを。
ピッタリサイズでした。
衿ぐりの広いTシャツや5分丈くらいまでの袖のシャツでも代用できると思います。
タンクトップでも代用できると思いますが、汗をかいた時に腕が長襦袢に貼りついた感じになってしまうかもしれません…。
→足袋はストレッチのきく白足袋に。靴下みたいに履けます。
当時、足のサイズが17cmほどだったので、足袋は15.0cm~16.0cm(実寸16.5cm)を選択。
表記サイズより少し大きめの縫製なので、実寸サイズを参考に選んで頂いたら
ダブつかず履いていただけると思います。
→腰紐は手持ちの大人用のをそのまま使用し、伊達締めは子供用のものを選択しました。
手持ちの大人用の伊達締めで試しに〆てみたんですが、全体的になんか大きすぎました…
→あとは半衿も新しい白いのを。
新しい白い半衿は、やっぱりスッキリ気持ちよく映えます。
さて、問題の袴セットです。
いかんせん、主人が約30年前に使って以来、ずーーーっと放置されてきた袴セット。
確認してみると時代の流れを感じますね。
羽織紐の房は時が経ちすぎて全然フサフサしておらず、
末広は全体的に黄ばんでて、軽率に広げたら壊れそうでとても怖くて持てません。
→なので、羽織紐を新調しました。
約30年前の羽織紐と比べたら、フサフサ度合いが比べ物になりません。めっちゃフサフサです。
→その流れで末広も新調しました。
約30年前の末広と比べたら、やはり白さの度合いが比べ物に(以下略)
草履に至っては
「約30年前の草履やし、経年劣化とかで鼻緒がスッポ抜けて怪我とかしたらアカンし、これだけは絶対新調しよう!!!」
と心に決めていたのですが
袴の生地と草履の表地(鼻緒含む)が、同じ生地で作られていたんですよね!!!
おかーさんビックリだ!!!(‘A`)
…という事で、草履の交換は諦めざるをえませんでした。
履く当日、鼻緒がスッポ抜けない事を祈るばかりです…
そんなこんなで、前撮りをつつがなく終了させて
ドヤァァァァァァァアア
いざ、七五三のお詣りです!
着物と袴を必死のパッチで着付けてあげて
自分も母に借りた色無地を着て、いざ北野天満宮へ!!!
(※北野天満宮は菅原道真公をおまつりしている、全国の天満宮の総本社で
「学問の神様」「芸能の神様」として広く知られております)
前撮りの時はほぼ静止状態だったので気づかなかったのですが
草履を履いて歩くのに子供が慣れておらず
バタついたりして、とにかく歩きにくそうな様子でした。
→「あー、かかと留め付けときゃよかったなー」と痛感しました…
5歳男の子なので、オフホワイトLLで丁度いい感じになったんじゃないかなと思います。
女の子用として赤色もあります。サンダル感覚で草履を履いていただけそうです。オススメですよ。
全体を通してみると、お下がりのお祝い着や小物でも買い替えの必要なもの・お直しの必要なものを
ちゃんと見返す事が出来てよかったな~と思いましたので
早めの準備・早めの見返し、ホンマにオススメです!
あ、鼻緒はスッポ抜けずにすみましたよ!!よかった!!!
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さてさて、今回は(前半波乱の)イタノの七五三の思い出を書いてみましたが
いかがでしたでしょうか。
今回は男の子のお話となりましたが、女の子だと
「2年前、お姉ちゃんに着せた被布着物の、被布飾りがいつの間にか無くなってた…」
といった話を、お電話などのお問い合わせでよくお伺いします。
今年3歳の女の子の七五三を迎えられるご家族で、おさがりの被布をお考えの皆さまは
被布飾りの「左右がちゃんと揃っているか」「色褪せてはいないか」など
早めのチェックが必要かと思います(`・ω・´)
きもの町には現在6種類の被布飾りがあります。
着姿の目立つ部分になるところになりますので
左右の揃った、キレイな被布飾りで七五三をお祝いしてあげたいですね♪
ではでは、イタノでした(*´ω`)ノシノシ
桃太郎リスペクトの国出身・陰陽師の都在住の、13歳中坊のおかん。結婚・出産をする前からきもの町にいる為「イタノ」で通っていますが、実はイタノは旧姓です。
きもの町ではページの編集をしたり商品の検品をしたりお客様対応をしたり、とにかく陰でコソコソ色々やってる人。
入社15年目・おかげさまでもうすっかり古株…ですが、まだまだ頑張っていきたい!
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