卒業式や入学式におすすめ☆洗える色無地コーデ
新年度になり、入園式や入学式シーズンとなりました。気候の良いこの季節、式典だけではなく七五三やお宮参りを予定している方も多いのではないでしょうか。
この時期、よく「きもの町のオリジナル着物を卒業式や入学式に着てもいいですか?」といったお問い合わせをいただきます。ですが、きもの町オリジナル着物は「小紋」というカジュアル向けの着物のため、礼装としてはおすすめできかねます。
一般に、七五三や卒入学式付き添いの大人の着物は、訪問着、付け下げ、紋の入った色無地など、正装~略礼装の着物がふさわしいとされています。帯も金銀の織り込まれた礼装用袋帯が適格です。
もちろん、地域や学校、ご家庭の雰囲気によって、かなりバラつきがあるようですので、一概には決められません。現在、一般的なルールの上ではそのようになっているとご理解ください。
礼装にもいろいろありますが、保護者の装いとしては洗えるポリエステル色無地がおすすめです。
一つ紋を入れればフォーマル向けとなりますし、何より汚れを気にしなくていいのがうれしいポイント。
今回は着回しができて、お手入れ楽々☆保護者におすすめの色無地コーデをご紹介します。
======================
スタッフ:イタノ
身長:約158cm
裄:約67cm
======================
セミフォーマル袋帯コーデ
着物は私物の淡いピンクベージュの色無地です。
中古の袋帯に、草履バッグも礼装用のセットを合わせました。
背中には一つ紋が入っています。
ブルーの入った唐花が斜めにデザインされた帯が、モダンでおしゃれな雰囲気です。
フォーマル着物ですが、くすみカラーが現代的なこなれ感のある雰囲気。
大げさになりすぎず、上品に装いたい方におすすめです。
コーデに使用した商品はこちらからチェック☆↓↓
============================================
帯:金 斜め格子に華燭繋ぎ
ヘアピース:LEONKA(レオンカ)カラー 1BB
その他小物:スタッフ私物
おすすめ礼装用帯揚げ
おすすめ礼装用帯締め
おすすめ草履バッグセット
============================================
定番黒羽織コーデ
着物はそのままで、中古の紋付の黒羽織を合わせてみました。
昭和頃に略礼装としてもてはやされた黒の羽織。レトロな美しさから、現代でも人気が再燃しつつあります。
松皮菱に草花模様の刺繍が絵羽付けで入っています。
(絵羽=縫い目を越えて模様が繋がっていること)
女性の羽織は基本的にはカジュアル向けですが、こういった紋付の絵羽織はクラス感が感じられる一品です。
帯も中古の洒落袋帯。名所を描いた浮世絵の柄で、歴史や古典っぽいモチーフが学校らしいと思い選びました。
式典向けというよりは、懇親会など、ちょっとした集まりにおすすめの黒羽織コーデです。
コーデに使用した商品はこちらからチェック☆↓↓
============================================
羽織:黒地 松皮菱に花
帯:クリーム 雲取りに道中物語文様
その他小物:スタッフ私物
============================================
レース羽織でお出掛けコーデ
紋のない色無地はカジュアル用にも着られます。
レース羽織で紋を隠して、無紋の無地着物として着回しコーデ。
何か羽織りたいけど、袷の羽織は暑くるしい。そんな時にレースの羽織は重宝します。
帯も京袋帯に変えて、お洒落着としてコーデしました。
レースの透け感が軽やかな印象。
お花見や散策にぴったりの、やさしい色無地コーデです。
コーデに使用した商品はこちらからチェック☆↓↓
============================================
帯:献上鳥更紗
帯揚げ:ラミエール帯揚げNo.172
帯締め:衿秀 帯締め
その他小物:スタッフ私物
おすすめレース羽織
============================================
礼装コーデのポイント
ヘアピースでアップスタイルに
実はイタノは前下がりのショートボブ。
フォーマルの時は上品なまとめ髪にしたい!ということで、下記のヘアピースを使いました。
ボブの地毛をまとめた上からヘアピースを付けることで、シニヨンスタイルになりました。
礼装らしく雰囲気を変えたい方は、こういった小物を使ってみてくださいね。
慶事の時の着付け方
フォーマルの場合、着付け方もいつもとは違います。
帯結びは二重太鼓。
構造を理解していれば難しくはない結び方です。ただ、町スタッフはいつも普通の一重太鼓ばかり結んでいるため、事前に本で結び方を確認する必要がありました。
また、帯締めの結び方も、慶事の場合は紐端が上向きに出るよう結びます。
普段の結び方との違いがお分かりになるでしょうか?
これが意外と難しく、いつもと逆向き、さらに平組の帯締めなので表面が出るようにしなければならないことで大混乱。しかも帯締めは形が整っているだけではなく、帯結びを固定するためしっかりと締まっていなくてはいけません。四苦八苦しながら結び上げました。
結び分けに試行錯誤した末、黒羽織コーデでは普通の結び方に戻しています。
もし、ご自宅で着付けをされる場合は、これらのことに気を付けて、確認をしておくといいかもしれません。
今回は、1枚あると重宝する色無地コーデをご紹介しました。
ご家族の節目に、保護者も着物で参列できたら素敵ですね!
商品をよく知るスタッフならではの町コーデ、WEARで随時更新中です。
ブログでも詳しくご紹介いたします。
興味を持った商品は、ぜひチェックしてみてくださいね☆
また、きもの町のInstagramでは着用動画を公開中☆
商品の質感、着用感などはぜひ動画でお確かめください。
コメント