大正ロマン?昭和モダン?リサイクル着物「花野」のコーデ
昨年オープンした京都きもの町のリサイクル&アウトレット着物ショップ。
きもの町オリジナル着物にはない素材、色柄のアイテムがたくさんあり、思わず目移りしてしまいます。
今回は、スタッフが選んだリサイクル着物のコーディネートを、選び方や小物合わせのポイントと一緒にご紹介!
ぜひご覧くださいませ。
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スタッフ:優音
身長:約163cm
裄:約66cm
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セレクトした着物はこちら
「オレンジクリーム 花野」
身丈: 153.5cm 、裄:64.5cm、袖丈:47cm
朱色の帯
草木の模様が織り出されたオレンジクリームの地に、やわらかい染めの花や枝葉が表現された正絹の着物。
オレンジ系の色柄に合わせて、朱色の帯を結んでみました。
スタッフ優音がイメージした着こなしは、大正から昭和初期くらいの雰囲気だったので、赤や朱色をメインにしたお嬢さん風コーデに。
後ろ姿です。
帯はお太鼓結び。髪型はねじりながらまとめた「耳隠し」風スタイル。
コーラル系の髪飾りで、全体的に暖色系でまとめました。
かんざしを使用する際に心配なのが、髪からスルッと滑り落ちてしまうこと。
挿す前にかんざしの足にゴムを巻き付けておくと滑り防止になりますよ。
一本挿しにもおすすめ。
髪型を昔ながらのかんざしスタイルにする際は、ぜひ試してみてくださいね。
暖かみのある草木の色合いが紅葉シーズンにぴったり。
お洒落をしたお嬢様気分で街歩きや庭園鑑賞にお出掛けしたくなるコーデです!
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着物:【中古】オレンジクリーム 花野
帯:京袋帯 朱赤ストライプに桐
帯揚げ:ラミエール帯揚げNo.172
帯締め:ラミエール帯締めNo.2
かんざし: サンプル
その他小物:スタッフ私物
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群蝶の帯
黒地の蝶の帯も相性抜群です。
最近のトレンドは着物も帯も同じ色調のワントーンコーデ。それに対して、こんな風にコントラストの強い帯合わせにするとぐっとレトロな雰囲気になります。
赤い実のついた木の葉の帯留、後ろに蝶が舞う帯周り。
自然のモチーフでまとめつつ、華やかさを演出しています。
帯は羽根を出して、かわいらしい雰囲気の変わり結びにしています。
冬向けにファーのショールを合わせてみました。
毛足の長い上品なファーが着物の正絹の質感によく映えます。
さらに寒い場合は羽織を着てみたり。
「花野」の着物の袖丈は、通常の丈とあまり変わりませんので、羽織や襦袢も合わせやすいです。
上品でありつつゴージャスな雰囲気もある、お正月など季節の行事におすすめのコーデです。
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着物:【中古】オレンジクリーム 花野
帯:京袋帯「黒 群蝶」
帯揚げ:ラミエール帯揚げNo.133
帯締め:三分紐 ベージュ
羽織:羽織単品「梅 青緑」
ショール:ロングファーショール「ベージュ」
かんざし: サンプル
その他小物:スタッフ私物
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リサイクル着物の選び方
リサイクル着物はサイズや状態が様々です。お買い上げの前に、しっかりと確認することをおすすめします。
選ぶポイントと、合わせ方を簡単にご紹介します。
サイズの見方と合わせ方
身丈
女性着物の場合、身長と同じくらいの身丈がちょうど良いとされています。
着付け方次第でおはしょりが出せるのは、身長-10cm程度の差まで。
その場で確認する場合、床スレスレで持った時に、目の高さ以上の長さがあれば十分着られます。
きもの町のリサイクル&アウトレット着物は、ショップページや着物本体にサイズ表示がありますので、そちらをご確認くださいね。
身丈が短い着物は、おはしょりを取らず対丈で着る、または袴と合わせても素敵です。
思い切ってブーツやスカートを合わせた和洋折衷コーデもおすすめ。
裄
裄も重要ポイントです。
昔と今では良いとされる基準が異なる上に、平均的な体格も違いますので、十分な裄の着物は少ないかと思います。
今回の着物は裄約64.5cmと、スタッフの裄66cmよりやや短めです。
ですが、しなやかな正絹の着物は腕に添いやすいので、2cmくらいの差であれば気にならないかと思います。コーデ写真を見ても短すぎるようには感じませんよね。
ちなみに、きもの町ではcmでサイズを表記しています。尺、寸、分の寸法を知りたい方は、3.78で割ってください。
今回の着物ですと、64.5cm÷3.78=17.063~~なので約 1尺7寸となります。
裄が短すぎるときは、このような付け袖がおすすめ。
腕が隠せますし、レースがとってもかわいいです。
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お越しの際はぜひチェックしてみてくださいね。
袖丈
裄と合わせて確認したいのは袖の丈。
昔の着物は、着る人の年齢、身長、好みに合わせて仕立てているので、袖丈は本当にバラバラです。
長襦袢→着物→羽織・コートと重ねる際、袖丈が合っていないと振りから飛び出したり、袖の中でたわんでしまったりします。
現在一般的な着物の袖丈は約49cm(1尺3寸)。
今回の花野の着物は袖丈約47cmとめずらしく短めでしたので、ちょうど良く着られました。
襦袢と着物の袖丈が合わないときは、筒袖の半襦袢がおすすめ。
筒袖のまま上から着物を着ても問題ありません。
丁寧に着たい場合は、替え袖だけ作って付け替えてはいかがでしょう。
その他難ありは上着で
シミや生地の傷みが目立つ位置にないかどうかも確認が必要です。
もしも難があったとしても、冬であれば羽織や襟巻きで隠せます。
素敵な着物をお値ごろで購入できるリサイクル着物。
ぜひ、賢く選んで上手に着こなしてくださいね!
レトロな着こなしのコツ
昔の着物を、より大正~昭和っぽく着こなしたい場合は、小物類にもこだわると◎
刺繍や柄半衿でお顔周りを華やかにし、帯揚げも絞りや縮緬地などボリュームのあるものを使います。
帯締めも、丸ぐけや幅広の平打ちにすると雰囲気が出ます。
着付け方も昔と今では若干の違いがあります。
半衿はたっぷりと見せ、帯揚げは山型に大きく出します。お太鼓の形も、昔は丸くアーチ状に(若い人は特に高々と)、左右非対称の高さにして表情を付けることもあったようです。
レトロコーデでバッチリ決めたい方は、上記のポイントにもこだわってみてください。
逆に、昔の着物や帯を今風に着こなしたい場合は、これらを反対にされると現代に溶け込む雰囲気になるかと思います。
今回は、現代のカジュアル向けの小物類、シャープな着付けですっきりとまとめました。
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半衿一覧はこちら
その他、和装小物一覧はこちらから
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