吸水速乾ポリエステル浴衣は綿の浴衣より涼しい
こんにちは。京都きもの町スタッフのK子です。
最近目にするようになった「ポリ浴衣(ポリエステル素材の浴衣)」。デザインが気になってはいるものの、浴衣の一般的なイメージである「綿素材」とはどう違うのだろうか?と疑問に思ってる方は多いと思います。
インターネットで検索してみても、ポリ浴衣といえば、綿に比べて次のようなデメリットを強調した回答が多くて不安になりますよね。
- 浴衣に見えない
- 綿に比べて暑い
- 暑くて吸湿製が低い(肌がべとべとになる)
- 静電気・毛玉ができやすい
- 着心地が固い
- 色落ちしやすい
- アイロンが使えない etc…
でも大丈夫。
K子は京都きもの町で月1開催される「きもの掘り出し市」で接客をするとき、いつも京都きもの町のオリジナルの吸水速乾ポリエステル浴衣を着用していますが、上記のようなことを感じて困ったことはありません。
この記事では、仕事でもポリエステル浴衣を実際に着用しているスタッフのリアルな感想をご紹介します。
浴衣に見えない?→デザインによります
「実際に生地を見ると浴衣に見えない」というご意見もありますが、デザインによるのかな、と思います。確かに、ポリエステル生地が得意な発色やデザインはあります。とはいえ、昔から愛される古典デザインも作っているのが京都きもの町です。お好みのものを見つけていただければと思います。画像のように「藤褐色 花火菊、橙」は、K子にとっては「THE・浴衣」でとっても好きなデザインです。2023年夏の阪急電車のポスターにも起用されたみたいですよ。
デザインによっては確かに単衣着物としても着られます
京都きもの町のcoolpass吸水速乾ポリエステル浴衣は目のつまった生地ですので、デザインによっては下に襦袢を合わせて単衣着物としてお召し頂くこともご提案しています。きもの町ブログでは「吸水速乾ポリエステル浴衣で夏着物コーデ」をご紹介しているブログもたくさんございますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
綿浴衣に比べて暑い?→むしろ涼しいです!
「暑くて吸湿製が低い」「着心地が固い」と感じたことはありません。「きもの掘り出し市」は毎月3日間連続で開催されるのですが、浴衣で汗をかきながら出勤しても、会場にいくと汗は引き、生地もすっかり乾いているのでさらりとして快適です。
アイロン不要。すぐに乾いてお手入れ簡単です。
また、毎日浴衣を洗うのですが、洗濯機で手洗いコースにして脱水30秒。ハンガーに干すと3時間程度で乾きます。ストンとした素材なので、アイロンも不要。夜寝る前に洗って、朝すぐ着られるので本当に楽です。
静電気については、どうなのでしょうか…。京都の夏は蒸し風呂のような湿度の高い暑さなので、夏の浴衣で静電気が起きたことはありません。
生地が滑って着付けしにくい?
美しい着こなしを目指すなら、補正が必要なのは綿浴衣もポリエステル浴衣も一緒です。浴衣の補正方法について、暑さ対策も含めてブログでご紹介していますので、参考にして頂ければと思います。
吸水速乾、CoolPass素材使用のポリエステル浴衣とは?
そもそも、「CoolPass(クールパス)って何?」というお客様へ。
CoolPassとは、高機能ポリエステル生地の名称です。異形断面ポリエステル糸を使用しているため、一般的なポリエステルファブリックより複雑で溝が多い構造になっています。そのため、素早く汗や水分を吸収して空気中に放出し、清涼感と爽快感をもたらします。高機能ポリエステルの着心地を体感してください。
まとめ:京都きもの町では浴衣が豊富です
いかがでしたでしょうか?年々暑さが増す夏、ポリエステル浴衣の素材に不安があったお客様の疑問解消にこのブログがお役に立てましたら幸いです。
もちろん、綿の浴衣もおすすめですので、素材に関わらず、気に入ったデザインをお選びいただければと思います。
京都きもの町はオリジナルデザインの浴衣をはじめ、たくさんの種類の浴衣を取り揃えていますので、ぜひお気に入りの一着を見つけてくださいね^^
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週3でホットヨガ、週3~4でランニング、週6でビールを飲むアクティブ派だったが現在は着物ライフお休み中。お客様からの日々のお問合せから、ためになりそうな情報をピックアップして発信します。