色無地を誂えるゾ!第2巻 ~紋ってどうやってるの?~ (ねこてんちょの話)

着物

こんばんは、ねこてんちょです。

先週からはじまりました、「色無地を誂えるゾ!」シリーズ。

2回目の今回は、「抜き紋」にする工程の一部をご紹介いたします。

さてさて、ねこてんちょの色無地は先日黄ばんでいたのを漂泊してもらう工程を経て

見事に白く美しい元の状態になって戻ってきたのです。

そこから、まず紋を入れる為に白生地の状態である細工をしておくわけなんですな。

それがこれです。

じゃん。

こうしておくと、この部分が染められないので白いままの状態になるわけです。

私が入れるのは抜きの一つ紋なので、紋はちょうど背中の縫い合わせの部分にくるわけです。

この写真では一つしか見せていませんが、背中心を挟んで左右に同じ紋を作っておき

縫い合わせる時に(仕立ての時)に一つの紋になるようにするわけです。

最後にはこの白い部分に「剣かたばみ」の紋を書いていくわけなんですが、それは最後の工程でご紹介~。

とりあえず現在は「漂泊」→「紋の糊置き」と終わって、次に「引き染め」の工程に入っております。

ですので、次回はなんと「淡い水色」に染め上がった状態の反物をお見せしようと思います。

ぜひぜひおっ楽しみに~!!

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