皆さんこんにちは。きもの町スタッフのK子です。
2019年04月30日。平成の大晦日です。皆さまはどのようにお過ごしでしょうか。
K子は昭和63年生まれで、元号年=年齢で生きてきたため、とても感慨深いものがあります。今晩は平成と自分の人生を振り返って両親と晩酌をする予定です。
さて、4月29日に、きもの町姉妹店、
夢館 御池別邸で月一イベントの舞妓SHOWが行われました。
私もこの日はスタッフとして出勤。
きもの町の木綿着物 黒千鳥柄を着ていきました。
この日は、白のちりめん生地に紅型(びんがた)の名古屋帯を締めました。
全て私物ですが、実はこの帯と帯締めは40年前のものです。
今は亡き祖母が、母の嫁入り仕度用に仕立てた名古屋帯です。
それが一度も使われることなく、新品の状態で桐箪笥の中に眠っていたのを先日発見し、この度ようやく日の目を見ることとなりました。帯締めも同様です。祖母がこの帯のために用意したかどうかは、今では定かではありません。
KIMONOMACHIの木綿着物の黒千鳥はシンプルな柄のため、きっと映えると思い今回この帯を締めて出勤したところ、まったく違和感なく、コーディネートについて周りから大絶賛してもらいました。昭和と平成のコラボレーション。また、木綿×ちりめんの相性も良かったと思います。生地が滑らず、一日中着崩れることなく過ごせました。
今回、祖母が母のために仕立てた帯を、孫の私の代になってようやく使うことができて、自分自身がとても嬉しかったと同時に、大正生まれの祖母のセンスの良さに惚れ惚れしました。「祖母の生前にこの姿を見せたかった」とも、少し寂しく感じました。
箪笥の中には大島、有松絞り、結城など、上質な着物がずらり。帯もそれに合わせて、「着物1本帯3本」とよく言われる通り、沢山用意されていました。母曰く、祖母は「母娘三代着られるように」と仕立ててくれたそうです。しかし、大正生まれの身長150cmだった祖母から、まさか167cmの女孫が育つなど想像もつかなかったので、残念なことに着物についてはほとんど私は着られません。
着付を真面目に練習して2年。ようやくすっきりと着物が着られるようになり、着物は難しくても、せめて帯だけは、これからの令和の時代へと引き継いでいこうと思います。
着物はどんなに思い入れがあり、どんなに良い物でも、売ったところで二束三文にしかなりません。だからこそ、「良い物だから」と大切に保管し続けて誰にも着られなくなるより、何度も何度も着倒していくほうが、着物が生き続けると思います。
きもの町の木綿着物は私も大好きな商品で、着回しに便利で、しかも洗えるとても使いやすい着物なので、ぜひぜひ沢山のきもの好きさんにもお買い求めいただきたい商品です♪
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令和はどんな時代になるのでしょうか。
次の元号も、京都きもの町を宜しくお願い致します。
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