京都きもの町で働くスタッフのコーディネートをご紹介する町コーデです。
3月も目前となり、きもの町では卒業式関連のご注文やお問い合わせが増えてきました。卒業式といえば気になるのは袴スタイルのこと。
今回は、大人の袴コーデのご紹介です。
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スタッフ:イタノ
身長:約158cm
裄:約67cm
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江戸小紋で先生袴
イタノの手持ちの江戸小紋に、落ち着いた抹茶色の無地袴を合わせました。
袴スタイルというと、現在は華やかな色柄の二尺袖(小振袖)が主流。袴もグラデーションや刺繍入り、柄物も増えています。ヘアスタイルや髪飾りも様々です。
主役である卒業生の皆様は好きなコーディネートでOK!(学校により規定がある場合はご確認を)
ですが、先生の立場で出席する際は、やはり卒業生より控えめにするのが良いかと思います。
着物は色無地や訪問着、袴は落ち着いた色にすると上品さを感じさせます。
先生ではなくても、渋く硬派なスタイルが好きな方にもオススメです!
落ち着いた中にも華やさを出したい場合は、重ね衿(伊達衿)や袴下の帯で色彩をプラスすると、晴れやかな印象になります。
ちなみに、袴はLLサイズを着ています。
ちょうど良い丈は履き物によって変わります。イタノの適応サイズはブーツならM、草履ならLです。
今回は、都合によりLLサイズを胸高に、帯もあまり見せずに着付けています。イタノは着物を着慣れているので、長めの丈でも問題なく動き回れます。
着物を着慣れていない方は、立ち座りの際に裾を踏んだり、引きずったりして着くずれの原因となりますので、適用サイズをお選びくださいね。
ちょうど良い袴のサイズの選び方はこちらをご参考に!
袴サイズの選び方
コーデに使用した商品はこちらからチェック☆↓↓
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着物:スタッフ私物
同様の商品はコチラ【反物】東レ シルック 江戸小紋No.12角通し
きもの町の色無地はコチラ
袴:袴 単品 「抹茶 椿の刺繍」 LL(紐下99cm)
帯:半幅帯 「ポピーレッド レトロフラワー」※裏面
きもの町の袴下帯はコチラ
その他小物:スタッフ私物
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先生袴のポイント
今回は紋のない江戸小紋に、後ろ腰にワンポイント刺繍の袴を着ています。
ですが、卒業式に色無地や江戸小紋を着る場合は、礼装として一つ紋付のものが望ましいです。
袴は紺や濃い紫、深緑色などの落ち着いた色の無地袴がおすすめです。
そして白衿、白足袋!
着物、袴はご年齢や学校の雰囲気によってお選びいただくと良いかと思いますが、ブーツは女学生ファッションらしくなってしまいます。
先生は、礼装らしく白衿、白足袋に草履を履いて、品格のある装いを大事にしていただきたいです。
どうして先生も袴を着るの?
現代では女子学生の象徴的なスタイルとして残っている袴スタイル。
時折「先生が学生と同じ袴姿なのはおかしいのでは?」といったご心配を目にします。ですが、袴スタイルは学生だけのものではありません。
明治から大正にかけて、女子教育と衣服改良が進む中で、学校という教育の場では袴姿がスタンダードとなった歴史があります。女学校では先生も袴姿ということが多くありました。
ですので、学校の式典では先生が礼装として袴をお選びになってもおかしくはないと言えます。ただし、送り出す立場に合った着こなしをしていただければと思います。
袴で街歩きコーデ
最近では、普段着物で袴を楽しむ方も増えています。
せっかくお買い上げになった袴ですので、普段のオシャレでも着ていただければうれしいです。
ということで、街歩きにおすすめの袴コーデもご紹介。
先生袴と同じ着物に、黒の袴を合わせ、街に溶け込むモノトーンコーデにしてみました。
洋服用のドットのスヌードにリボンベルトで、カジュアルでポップな雰囲気に。
足元は活動的なブーツで。
袴スタイルは、裾の乱れを気にしなくていいので、とても動きやすいですよ。
コーデに使用した商品はこちらからチェック☆↓↓
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着物:スタッフ私物
同様の商品はコチラ【反物】東レ シルック 江戸小紋No.12角通し
半幅帯:リバーシブル 変わりストライプ ブラック 黒×白
袴:無地袴単品「黒色」 LL(紐下99cm)
その他小物:スタッフ私物
きもの町の袴ブーツはコチラ
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きもの町の袴スタイル
今回は、大人の袴コーディネートをご紹介しました。
卒業式だけではもったいない袴コーデ。ぜひ気軽にチャレンジしていただければと思います。
商品をよく知るスタッフならではの町コーデ、WEARで随時更新中です。
ブログでも詳しくご紹介いたします。
興味を持った商品は、ぜひチェックしてみてくださいね☆
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