きもの町のセパレート浴衣(二部式浴衣)
夏はやっぱり浴衣が着たい!でも着付け方が分からないし、練習する時間もない!
そんな方におすすめの、セパレート浴衣(二部式浴衣)をご紹介します。
甚平のような上衣と巻きスカートのような下衣の二部式浴衣で、上下が別々になっているので洋服感覚で着ることが可能。帯はしわ加工の入ったふわっとした兵児帯なので、蝶々結びするだけでとてもかわいく結べますよ。
着付けが苦手な方でも気軽に浴衣をお楽しみいただけます♪
簡単に着られてとってもかわいいきもの町のオリジナルセパレート浴衣、ぜひお試しください。
セパレート浴衣のメリット・デメリット
メリット
洋服感覚で簡単・手早く着られる!
上と下の2つに分かれているので、下のスカート部分を履き、上を羽織って結ぶだけとササッと着られます。
下は巻きスカート(お店によってはワンピースタイプも)、上は甚平や道着のような形なので、本格的な着付けをご存じなくても着方が分かりやすいです。
また、浴衣着付けで最も手間取るポイント、おはしょりを整える工程がありません。これは和装に慣れた方でもうれしい点かと思います。
腰紐など着付け小物不要
あらかじめ紐が縫い付けられているので、着付け道具を用意する必要がありません。
体が動かしにくい方にも着やすい・着せやすい!
上下に分かれており、手早く着られるため、通常の浴衣だと着るのが大変という方にもおすすめです。
お洗濯も楽々!
一般的な浴衣は身長ほどの長さがあり、幅も広く面積がとても大きい衣服です。物干しの場所も取りますしアイロンがけも大変です。2つに分かれたセパレート浴衣ですと、比較的コンパクトですのでお洗濯時の取り扱いも楽々です。
デメリット
通常の浴衣の着姿と全く同じではない
裾の合わせや、おはしょり部分、衣紋や衿合わせなどが、簡便に着るために簡略化されています。
通常の浴衣の着付けだと自分の体に合わせて美しく調整できる部分が、セパレート浴衣では決まった形に作られているため、見た目の仕上がりには差が出ます。
色柄の種類が少ない
通常の浴衣の方が、生地や色柄の種類は圧倒的に豊富です。
サイズや仕様がお店によって異なる
丈や幅、仕様はお店によってことなります。きもの町オリジナルセパレート浴衣ですと下は巻きスカートですが、他にロングスカートタイプやワンピースタイプのものがあります。
仕立て直し等には向かない
セパレート浴衣は多くの場合ミシン仕立てで、生地が曲線的に裁ち落とされていたり、ダーツやゴムが入っていたりします。基本が長方形の本格的な浴衣のように、仕立て直しなどには向きません。
セパレート浴衣のきれいな着方
セパレート浴衣の着方はとっても簡単。
商品ページにも掲載されている通り、3ステップで楽々です。
ですが、より美しく浴衣姿らしい仕上がりにするには、いくつかの注意点があります。
良くない着方ときれいな着方を知ったうえで、練習してみましょう。
良くない例
いくら簡単といっても何も意識せずに着ると、ヨレヨレとだらしない着姿になるので注意が必要です。
きれいな例
少しのポイントを意識して着れば、とてもきれいな仕上がりになります。
セパレート浴衣の着付け方手順
実際にセパレート浴衣を着てみます。
説明文の右・左は着用者ご本人から見て右左です。誰かに着せてあげたり、鏡を見て着る場合は注意してください。
- 通常の浴衣と同様、着物スリップを着てから着付けスタートです。
着物スリップがなければ、洋服用のインナーとペチコートなどでOKです。 - 下の巻きスカートから着付けます。
腰に巻き付け、裾丈を合わせます。裾の高さは床すれすれか、足のかかとにかかるくらいがちょうど良いです。 - まず上前(左身頃)の幅を測ります。
左身頃を体に当て、巻き付ける幅を調整します。
幅が広い場合は、下前側をずらして調節します。
正面から見たときに、腰幅ががぎりぎり隠れるくらいにします。
体の横の方にまで回り込むのは広すぎます。 - 測った上前幅がズレないように気を付けながら、1度広げます。
- 下前(右身頃)→上前(左身頃)の順で、体にぴったりと添うように巻き付けます。
- 巻いたら、紐の付け根を軽く引き上げます。
こうすることで、ぴったりとした裾つぼまりになります。 - 紐を後ろにまわし、背中側で交差して一周巻きます。
- 前でしっかりとちょうちょ結びをします。
結んだら、端がヒラヒラと飛び出さないよう、腰の紐に挟み込むときれいです。 - 上衣を羽織ります。
- 背中心の縫い目が、体の中心に来るように合わせます。
- 衣紋を軽く抜きます。
セパレート浴衣の場合、衣紋を後ろに抜きすぎると、上衣の裾が持ち上がってしまうので注意が必要です。
衿が首にくっつかないよう、少し開ける程度でOKです。 - 抜いた衣紋が詰まらないように注意しながら、前を合わせます。
下前(右)→上前(左)の順で重ねます。 - この時、左右の衿が均等に、バストに届くようしっかりと体に合わせます。
衿の交点は喉のくぼみが隠れるくらいだと美しいです。
身頃の重なりが浅く、衿元が細く深いV字になっていると、だらしない印象になります。 - 衿を合わせたら、後ろについている紐を前に持ってきます。
- 前でしっかりとちょうちょ結びをします。
結び目は、みぞおちに当たらないよう体の真ん中より右か左にずらしておくと楽です。
結んだら、端は挟み込んで始末します。 - 胸元や背中のシワは、脇の方に寄せてきれいにします
- セパレート浴衣の着付けができました。
- この上から兵児帯を結び、浴衣姿の完成です。
兵児帯の簡単カワイイ結び方はコチラ☆
いかがでしょうか?
細かくご説明しましたが、注意点は以下の4つ!
- 左側を上に重ねる。
- 裾はまっすぐ。引きずったり広がらないように!
- 衿は均等に、広がりすぎないように!
- 余計なシワは横に集める
基本を押さえて、簡単、かわいく浴衣を楽しんでくださいね。
動画で確認☆きもの町のセパレート浴衣の着付け方
動画もご用意しています。
通常の浴衣の着付け方チュートリアル公開中(2024.7.13)
なお、セパレート浴衣をきれいに着るためのコツは、普通の浴衣の着方と共通です。
見比べてみると、裾の巻き付け方、衿の合わせ方は同じであることが分かると思います。
セパレート浴衣から普通の浴衣を着てみたくなった時のご参考になれば幸いです!
セパレート浴衣にぴったりの帯結びはこちら
きもの町のセパレート浴衣には締めやすい兵児帯がセットになっています。
他に合わせる帯としては、作り帯などがおすすめです。もちろん、通常の浴衣帯(半幅帯)も合わせてOK!お好みで帯を変えて結んでくださいね。
兵児帯の結び方はこちら
きもの町のセパレート浴衣はこちらから
きもの町では、大人用と子ども用のセパレート浴衣をご用意しています。
大人用は巻きスカートタイプ、子ども用はサンドレス(ワンピース)と仕様の違いはありますが、色柄はお揃いです。親子やご姉妹でお揃いコーデも楽しめます。
ぜひチェックしてみてくださいね。
メディア紹介していただきました☆
きもの町受注担当。九州出身、沖縄を経由し、花と着物と競馬場の京都生活を満喫中。ブログでは商品情報やコーディネート、着付けの豆知識を発信しています。